kerococoの思うこと

kerococoです。思うこと書いていく。

自分のこと振り返る①~小学生

自分のプロフィールをまとてめてみたくなった。

 

両親のことから書くと昭和10年代からになってしまう。

もう令和だもんね。

もしかして今の子供達(大学生くらい私の子供達)にとって昭和10年は私の大正時代くらいのイメージなのかしら・・・・Σ(゚д゚lll)ガーン

 

 

昭和10年代前半生まれの父。

7人兄妹、旧師範学校から小学校の教員。

「子供はこうあるべき」、「世の中はこんなもの」

と、枠にあてはめる思考が強い。

枠からはみ出た子供の扱いは、苦手な教師だったと思われる。

 

昭和10年代後半生まれの母。

3人兄妹、少し複雑な家庭に育つも、自分なりにこだわらないように意識していたのか。愛嬌の良さを武器に周囲からは、可愛がられて生きてきたのだと思う。

「女はこうあるべき」、「幸せな家庭とはこういうもの」

という思考が強い。

 

私自身の幼少期の記憶は、

保育園年少~年長期が一番幼かったころの記憶。

海と川と丘に囲まれた地域に住んでいた。

保育園のチューリップを全部、引き抜いてしまったり。

川でオタマジャクシやオニヤンマを捕まえたり。

好奇心旺盛で怖いもの知らず、同じ年齢の子は女の子が私ともう一人。

男の子は3人程度、他はその子たちの弟や妹程度、全部15人くらいしか同じ保育園にいなかったのでは?

そんな子供達だけで毎日海や川で遊んでいた。

今思えば恐ろしいことしていました。

心配性の母も当時は下の弟を妊娠出産していて、同年齢で遊んでいた私たちは放任でしたね。

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私が小学校入学を機に、札幌に1軒家を建て引っ越しました。

父の転勤で田舎の教員住宅を転々としてきた母にとって、札幌に一軒家を建てた当時は、満足感でいっぱいだったのだと思います。

 

小学校へあがると両親からピアノを習わないかと促されました。

好奇心旺盛な私は、「面白そうやるやる」と何も考えずに習いはじめる。同時にピアノも購入してくれます。

しかししばらくすると、体を動かす方が好きだった私はピアノをやめてバレエを習いたいとせがみます。

高価なピアノを購入したのだからピアノは続けなさい、バレエはお金がかかるから無理ですと小学校6年間はしぶしぶ習っていました。

母は音痴で音楽を聴く趣味も持っていません。どちらかというと、音楽自体に劣等感を持っていたほどです。

「一軒家にワンピースを着た少女が弾くピアノの音。」

それが彼女の理想の家庭なんです。

 

小学校時代は「自己肯定他者否定」の人生態度でした。

嫌々やっていたピアノですが、小学生のときピアノを弾ける子はそれなりにいいポジションを与えられます。

父が小学校の教員だったせいか先生の受けも悪くなく、

今思えば「いい気になってたな自分」ですね。

当時、母に「私って先生に好かれるタイプだよね」って無邪気に言ったことがあるんです。その時母からは「私達のおかげでしょ」って言われたんです。

それがこの人の本心かってその時感じました。

母と言い争いをするたび、その時のことを思い出します。

その時私がどんなにがっかりしたのか、「言ってしまおう」といつも思います。

でも、言えていません。

言っても覚えていないだろうし、逆に「それのどこけないことなの?」って言われそうです。

当時はそこまで深く考えず、それでも母に嫌われたり、怒られたり、見放される事を怯えていました。

自分らしくもどこかブレーキをかけながら過ごしてきたのかもしれません。

 

自己肯定他者否定の子供でしたので、当然周りの子と衝突することも多かったです。

「いいわよ、気があう子と仲良ければいいわ」

と強気な気分で小学校を過ごしてきました。

 

そのまま中学生になった私は、いじめを体験します。

 

 

自分のことを書くつもりでしたが、なんだか両親の事も書いてしまいましたね。

大正時代、女性史小説といえば宮尾登美子先生の「櫂」

を思い出しました。

最近小説を読むこと機会が少なくなってしまったのですが、

20代~30代、宮尾登美子先生、杉本苑子先生の本をよく読んでいました。

宮尾登美子先生の「櫂」は自身の両親のことを執筆したもので、その作品から「春燈」「朱夏」「仁淀川」と自分の物語へと続きます。

細かい内容はすっかり忘れてしまったのですが、母と子のつながりとそれをとりまく当時の日本の様子に引き込まれ一気に読んでしまいました。

「櫂」は何回か読み返したり映画にもなって、印象深いのですが「朱夏」はどんな内容だったのかすっかり忘れてしまいました。「仁淀川」は、読んだかな?読んでいなかも・・・

 

時間のある時、またじっくり読書したいです。

アラフィフの今読むと、あの頃とはまた違う感想が生まれてきそうです。